インダクタ
焼き入れ機は、その中心となるインダクタの性能があってこそのものです。そのため、当社ではインダクタを自社で開発し製造しています。経験を積んだこの分野でのエキスパート社員が、第一級の素材と最高の職人技で、あらゆるインダクタを製造しています。ヒーターループやハウジングの部品製造から、完成したシステムの組み立てまで、すべてが「Made by Alfing」なのです。
すでに2019年から、Alfing からの 3D プリンタ(付加製造技術)におけるインダクタの製造
当社は、焼入れ機部門の自社 3D 技術センターで、選択的レーザ溶融を用いた 3D プリントインダクタを製造しています。当社の技術センターでは、インダクタの 3D プリントを量産化しました。
選択的レーザ溶融では、被処理材料を薄層の粉末状に基板に塗布します。粉末はレーザ照射を用いて局所的に完全に再溶融し、凝固後に固体材料層を形成します。その後、ベースプレートを 1 層分の厚さだけ下げ、再び粉体を塗布します。このサイクルは、すべての層が再溶解されるまで繰り返されます。完成した部品は、余分な粉体を洗浄し、必要に応じて工程処理し、あるいは直ちに使用します。
従来の製造工程と比較して、レーザ溶融は、製品化までの時間を短縮しながら、成形加工なしの製造であることを特徴づけています。その上、形状には非常に多くの自由度があり、金型関連の工程では作成できない、または多大な労力をかけてのみ作成できるのです。